2010年12月1日水曜日

『生まれる』、そして死

今日はハハ方のジイジの命日です。
23年前の今日でした。
九州はめったに12月に雪は降りませんが、その日は朝から雪が降っていました。

今では、そのジイジから一文字もらったyou-sayが、
毎日ではないけれど、お線香をあげて「チーン」ってやってくれます。

you-say offers incense sticks, and worships his ancestor.



先日、映画『生まれる』を見に行きました。

虐待を受けて、自分自身親になることを悩み、決心した夫婦の出産。
18番目の染色体に異常があって、生まれてきた男の子とその夫婦。
出産日に、赤ちゃんが亡くなってしまった夫婦。
体外受精が日本で有名な病院で夫婦をサポートしながら、ご自身は出産をあきらめた女性。

ちょっとせつなすぎる、ドキュメンタリーの映画でした。


俳優さんが演じる映画と違って、みんな本物の家族。
お父さんにそっくりだったり、お母さんにそっくりだったり、そっくりすぎて笑っちゃいます。

you-sayも出産予定日よりも1ケ月早く産まれたので、2037gの低体重児でした。
産まれてすぐ、産声をあげず、Drからしりをペンペンされ、ようやく泣きました。

2300gにならないと、おうちへ帰れなかったので、しばらくハハと入院してました。
小さいので、たまに呼吸をするのを忘れるらしく、顔色が紫色になって、ドンドン!ってたたいて生還したことも数回。
今ではその頃が懐かしく思い出されます。
実は、この間の日曜日、you-sayの誕生日だったんです。次回ブログにUPします。




この間、若くして亡くなった友人の偲ぶ会だったり、職場のお父様の告別式だったり、参加することが続いていて、同時に『死』について考えたりしました。

おそらく、いくつで亡くなっても、『早すぎる』と惜しまれるのでしょうね。

37才は、当然「早すぎる」
54才でも、「働き盛りで、まだまだ早すぎる」
81才でも、「まだ早いですよね。」

話を聞くと、みんな立派すぎて、私って何やってんだろうなぁ、立派な人生おくってないようなぁ、と反省。


ハハの父も母は50代前半、早くに亡くなりました。

ハハは3人姉妹の末っ子で、子どもが苦手でした。結婚もしたくないし、子どもも産まない。と決めてました。

でも、両親が亡くなって、なんとなく、自分が生きたあかしは、子どもに引き継がれていく、と漠然と考えるようになりました。

ハハの姉が子どもを産んで、ハハになついてくれたので、ハハは子どもが純粋に『かわいい』と思えるようになりました。
you-sayは、そのtaka兄 & kou-say兄ちゃんにとてもなついています。
kou-say兄ちゃんとは、埼玉と九州で離れているので、産まれてから2~3回しか会ったことはないけど、初対面とは思えないほどなついています。
血って不思議ですね。

you-sayにも兄弟がいたらなぁ、と思いますが、従兄のお兄ちゃんが二人いるので、従兄3人何かあったら助け合ってほしいと、勝手に思ってます。
まだ、3人一緒に会ったことはないけれど、みんなでハハの両親のお墓参りができたらいいなぁ、と思います。


とりとめなくなりましたが、いろんな人がいる分、いろんな生・死があるんだと実感しました。

私はというと、立派な人生とは言えないけど、you-sayとチチと仲良く、葛藤もありながら、仕事もしながら、暮らしていくことも立派な人生!

ということにしました!(^○^;)

映画を見た後、後ろにいた女性が

「これで1週間、子どもを愛せそう」

と言っていたのが印象的でした。1週間ですか・・・(--;)

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